現在形の時間は現在の中のいつなのか?
まずは例文を挙げてみます。
What do you do?
これに対して、どう答えますか?例えば大学生であれば、
I am a college student.
と答えることになります。この質問は「あなたの仕事はなんですか?」という意味ですよ、と聞いたことがある人がいるかもしれません。では、なぜこの質問で仕事を聞いていることになるのでしょうか?ここに現在形がいつか、という問題の答えがあります。
この質問が仕事を聞いていると解釈する理由は、現在形とは普段の状態や習慣になっている行動を言う形だからです。現在形とは現在普段形なのです。
これは筆者の造語ですが、現在形を考える時に「普段」という言葉を入れると解釈が自然になります。この質問であれば。「あなたは(普段)何をしていますか?」という質問なので、いつもやっていること、
つまり仕事は何をしてるんですか?という解釈になるわけです。
初心者向け学習のポイント
現在形の時間は今だけではなく、普段やっていること、状態や習慣を指す。
現在進行形の時間は現在の中のいつなのか?
現在進行形のほうが、多くの日本人が考える今、の概念に近いです。今現在何をしているかを質問し、答えることになります。
What are you doing?
これは「今何をしていますか?」と言う意味です。Where are you going?
こちらは「今どこに行きますか?」と、今向かっている場所を聞いています。
初心者向け学習のポイント
今何をしているかを表すのが現在進行形である。
Why do you study English?
Why are you studying English?
上が現在形、下が現在進行形です。現在形であれば「あなたが普段、英語を勉強しているのはなぜですか?」と英語学習の目的を聞いていることになり、
現在進行形であれば「あなたはなぜ今、英語を勉強しているのですか?」と、なぜ今やっているのか?という今の行動の理由を聞いていることになります。
I read a book.
I am reading a book.
上の現在形であれば、本を読んでいるのはいつものことであって、今は読んでいないかもしれません。下の現在進行形であれば、本を読んでいるのは今のことであって、普段から本を読んでいるのかどうかは分かりません
初心者向け学習のポイント④
現在には「普段」という言葉、現在進行形には「今」という言葉を入れてみると分かりやすい。
実際の英会話で現在進行形は使いますか?
自己紹介などでは現在形で話すことが多いです。
なぜなら、普段のあなた、いつもの自分を語ることになるからです。しかし、日常英会話においては、
どこ行くの? → Where are you going?
何食べてるの? → What are you eating?
何の話をしてるの? → What are you talking about?
このように現在進行形を使う機会が劇的に増えます。
現在進行形はかなり頻繁に使う文法要素の1つです。
実際の英会話の話をすると、全部を現在形で話をしても通じることは通じます。
ですが、現在形しか言わない状態で止まってしまうとかなりもったいないので、普段のことと今のこと、大きくこの2つに分けて会話をしていくと良いです。
自分の言いたいことの中に、予想以上に現在進行形があることが分かり、この文法メチャクチャ使う!ということに気づくはずです。
文法は使うから学習するのであって、単なるテスト勉強や文法学者のための知識は無理に知る必要はないです。筆者がここで説明している現在形と現在進行形の違いは、日常英会話で頻出の文法知識の1つですので、マスターしてください。
初心者向け学習のポイント
実際の英会話では全て現在形で言っても通じるが、現在進行形は特に日常英会話の中で使うことが多い頻出の英文法である。
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